じんましん(蕁麻疹)

Hives

湿疹とじんましん(蕁麻疹)はかゆみを主な症状としているため、混同されがちですが、原因や症状は異なります。

主な症状

皮膚の一部が突然赤く盛り上がり、しばらくすると消えることが特徴です。かゆみを伴いますが、ちくちくした感じや焼ける感じを伴う場合もあります。数十分から数時間以内に消えるのが一般的です。半日から1日くらい続く場合もあります。

原因が特定できるケースもありますが、思い当たる原因もなく、症状を繰り返す場合もよくあります。

最初の症状を発症してから1ヶ月以内のものを「急性蕁麻疹」、1ヶ月以上つづくものを「慢性蕁麻疹」といいます。慢性蕁麻疹の場合、原因不明であるケースがほとんどで、多くは夕方から夜にかけて現れるケースが一般的です。

この病気の原因は

原因としては下記が挙げられます。
① 食べ物
サバやアジなどの青魚
小麦、大豆、ソバなどの穀類
乳製品
エビ、カニなどの甲殻類
肉類
食品添加物を含んだ食品
② 内服薬による場合
 
③ 皮膚の物理的刺激
皮膚のこすれ・寒冷・温熱・日光・圧迫 etc…
④ 発汗
入浴・運動・冷や汗etc
⑤ その他
感染症・疲労・ストレス etc…

このように治療していきます

湿疹・蕁麻疹いずれの場合においても原因を特定し、除去する必要性があります。そのため、症状発生前の生活状況、行動、食事などを正確に問診した上で原因の可能性を探り、専門医の下、正確な診断をする必要性があります。

① 薬物療法
抗ヒスタミン剤・抗アレルギー剤を用いる場合が一般的です。
② 生活習慣の改善
③ 皮膚の物理的刺激
日常生活において、疲労やストレスをできるだけ溜めないようにする。 また食べ物に関しては魚介類や肉類はできるだけ新鮮なものを摂り、防腐剤や色素を含む食品を控えめにするといった注意を心がけることがあります。
こちらの記事の監修医師
医療法人坂本会 医師 飯 田 美 佐
平成9年北里大学医学部卒業、医師免許取得。
大学病院からクリニックまで20年以上にわたり数々の患者様の治療に従事。
平成30年より坂本クリニックに勤務、現在に至る。
所属:日本皮膚科学会
皮膚科勤務経験20年以上の実績をもとに患者様お一人おひとりの皮膚に関するお悩みに耳を傾け、お悩みの軽減および早期治療を心がけております。