アトピー性皮膚炎の原因
まず、多くの患者さんはアトピー素因を持っているとされています。
本人もしくは家族が気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎のいずれか、あるいは複数の疾患を有している。
アレルギーと深い関係がある免疫物質(IgE抗体)を作りやすい体質である。
(「アトピー性皮膚炎の定義、診断基準」日本皮膚科学会 より)
角質のバリア障害がおこる
障害のある所にアレルゲンが入る
免疫が過敏に反応する
かゆみが増え、神経も過敏になる
掻く
角質のバリア障害が悪化する
その上で、「体質的要因」と「環境的要因」の2種類が重なった際に発症するとされています。
体質的要因
アトピー素因を有している。皮膚のバリア機能が低下している。
環境的要因
アレルギー症状の原因となるアレルゲンを有している。 | ダニ・ほこり・カビ・花粉・動物の毛やフケ・食べ物 etc… |
アレルゲン以外の刺激を受ける。 | 汗・皮膚の乾燥・ひっかき傷・日用品・洗剤 etc… |
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