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ニキビのメカニズム

ニキビの原因

ニキビは主に毛穴の中に皮脂が溜まることが原因で起こります。
毛穴の中では皮脂腺と呼ばれるところから皮脂が分泌されるようになっています。従来、この皮脂は皮膚表面の保湿効果や外部からの刺激を防ぐ重要な働きをしてくれています。
ただし、その皮脂が過剰に分泌されたり、古くなった角質によって毛穴を塞がれたりして、毛穴の外に排出されない状況ができると、ニキビとなってしまいます。
ニキビのメカニズム

ニキビは以下のメカニズムで悪化(重症化)していきます。

❶ 正常時

毛穴の中の毛包から毛が生えており、表皮との近くに皮脂腺があります。正常時は、表皮と毛穴の間に隙間があります。

❷ 毛穴詰まり、皮脂の過剰分泌

古い角質や皮脂の固まり、あるいは化粧残りなどが毛穴を塞ぐことで毛穴詰まりが起こります。毛詰まりが起こると、毛穴が白色や黒色に見えます。

❸ アクネ菌の増殖、炎症化

毛穴の中に皮脂が溜まると、皮脂を栄養分とするアクネ菌をはじめとする雑菌が増殖しやすい環境になります。この毛穴の中で繁殖したアクネ菌や雑菌を退治しようと皮膚が炎症を起こします。この炎症段階になると、赤みや痛みを伴う腫れが生じる、膿が出るなどの症状が現れます。

特に思春期にニキビが発生しやすいのは、思春期に増加する「アンドロゲン」という男性ホルモンが皮脂の分泌を促進することが影響しています。この男性ホルモンは12~18歳くらいまで多く分泌されます。その他、女性は生理周期のホルモンバランスの変化でもニキビが出来やすくなります。